《言葉》や《表現》にこだわる
前回のブログにおいて、アクティブ・ラーニングの要とは、本質的な「問い」を立てて授業をすすめることであると述べました。
「問い」こそアクティブ・ラーニングの命
http://61845317.at.webry.info/201801/article_3.html
参考文献として採り上げた、『アクティブ・ラーニングを取り入れた授業づくり 高校国語の授業改革』の中でもそのことが記されていました。そして、そこではさらに「教材それのみの解釈で終わらせることなく、国語の力を身に付けるためには、どのような「問い」を中心として、授業をデザインしていくか、教材本文に生徒を向き合わせるかという、教師の仕掛けが不可欠なのである。」という重要なことが記されていました。
今回はこの部分に焦点を当て、考えてみます。
私はもともと歴史や倫理・哲学が好きで、そのような視点をもって教材にのめりこみすぎると、実際の授業がそれらの知識の確認や思想的な内容に傾いてしまったかも……という反省を覚えることがあります。しかし、私たちが子どもたちに教えているのは国語であり、《言葉》や《表現》にとことんこだわらなくてはいけないのです。もちろん、教材研究も作品の《言葉》《表現》に注目して、その上での「問い」を絞り出し、子どもたちの知的好奇心を引き出し、国語の力を身に付けさせることが重要なのです。
『アクティブ・ラーニングを取り入れた授業づくり 高校国語の授業改革』には、次のような警鐘が鳴らされています。
「アクティブ・ラーニング」という看板を掲げることにより、いつの間にか授業の目標が国語科としての目標から「コミュニケーション能力の育成」や「自己肯定感の向上」にすり替わってしまっているのである。」
「国語科の場合は、「話すこと・聞くこと」「書くこと」領域が存在するため、ここと混同しないよう、活動の目的や評価すべき事柄の峻別や整理をしっかり行う必要がある。」
「まずは、どの指導事項を扱うのかを明確に定め、それを「学習目標」とし、その上でその実現のために必要な「学習活動」を考えていく。ここで、どのようなアクティブ・ラーニングを取り入れていくか検討するのである。「何を学ぶか」は国語科の指導事項であり、それを「どのように学ぶか」の一つの在り方がアクティブ・ラーニングであると言えよう。」
高木展郎・大滝一登[編集]『アクティブ・ラーニングを取り入れた授業づくり 高校国語の授業改革』(2016年1月/明治書院)
教材の《言葉》や《表現》が、子どもたちの生活や体験と結び付いていくような、生き生きとした授業を工夫してつくり出していきたいと願う日々です。そのために、アクティブ・ラーニングが有効な手法であることは確かであると思います。
次回は、そのためのヒントとなった講演の内容を紹介したいと考えています。
「問い」こそアクティブ・ラーニングの命
http://61845317.at.webry.info/201801/article_3.html
参考文献として採り上げた、『アクティブ・ラーニングを取り入れた授業づくり 高校国語の授業改革』の中でもそのことが記されていました。そして、そこではさらに「教材それのみの解釈で終わらせることなく、国語の力を身に付けるためには、どのような「問い」を中心として、授業をデザインしていくか、教材本文に生徒を向き合わせるかという、教師の仕掛けが不可欠なのである。」という重要なことが記されていました。
今回はこの部分に焦点を当て、考えてみます。
私はもともと歴史や倫理・哲学が好きで、そのような視点をもって教材にのめりこみすぎると、実際の授業がそれらの知識の確認や思想的な内容に傾いてしまったかも……という反省を覚えることがあります。しかし、私たちが子どもたちに教えているのは国語であり、《言葉》や《表現》にとことんこだわらなくてはいけないのです。もちろん、教材研究も作品の《言葉》《表現》に注目して、その上での「問い」を絞り出し、子どもたちの知的好奇心を引き出し、国語の力を身に付けさせることが重要なのです。
『アクティブ・ラーニングを取り入れた授業づくり 高校国語の授業改革』には、次のような警鐘が鳴らされています。
「アクティブ・ラーニング」という看板を掲げることにより、いつの間にか授業の目標が国語科としての目標から「コミュニケーション能力の育成」や「自己肯定感の向上」にすり替わってしまっているのである。」
「国語科の場合は、「話すこと・聞くこと」「書くこと」領域が存在するため、ここと混同しないよう、活動の目的や評価すべき事柄の峻別や整理をしっかり行う必要がある。」
「まずは、どの指導事項を扱うのかを明確に定め、それを「学習目標」とし、その上でその実現のために必要な「学習活動」を考えていく。ここで、どのようなアクティブ・ラーニングを取り入れていくか検討するのである。「何を学ぶか」は国語科の指導事項であり、それを「どのように学ぶか」の一つの在り方がアクティブ・ラーニングであると言えよう。」
高木展郎・大滝一登[編集]『アクティブ・ラーニングを取り入れた授業づくり 高校国語の授業改革』(2016年1月/明治書院)
教材の《言葉》や《表現》が、子どもたちの生活や体験と結び付いていくような、生き生きとした授業を工夫してつくり出していきたいと願う日々です。そのために、アクティブ・ラーニングが有効な手法であることは確かであると思います。
次回は、そのためのヒントとなった講演の内容を紹介したいと考えています。


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